GEOGRAPHY

地理データ型は、楕円座標系における二次元空間オブジェクトを表します。

geometry型とgeography型の違い

PostGIS 1.5では、デカルト座標系ではなく測地測量を使用するgeographyという新しい空間型が導入されました。geography型の座標点は常にWGS 84の経度緯度（SRID 4326）で表されますが、測定関数と関係関数であるST_Distance、ST_DWithin、ST_Length、およびST_Areaは常にメートル単位で答えを返します、またはメートル単位の入力を想定します。

どちらを使用するのが最適か？それは状況によります。

データ保存のためにgeometry型とgeography型のどちらを選択するかは、用途によって異なります。データに対する単純な測定と関係チェックのみを行い、データがかなり広い範囲をカバーする場合、新しいgeography型を使用してデータを保存する方がおそらく適しています。新しいgeographyデータ型は地球全体をカバーできますが、geometry型は決して時代遅れではありません。geometry型はgeography型よりもはるかに豊富な関数セットを持ち、関係チェックは一般的に高速であり、現在デスクトップおよびウェブマッピングツールでより幅広いサポートがあります。